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明るいエロスのエロゲ10本|萌えゲーアワードPINK受賞作

萌えゲーアワードのエロス系作品賞PINKに選ばれ、現在もFANZAで配信されている作品から10本を年代順にたどる。

順位を決める記事ではない。どんな話で、どんな空気の作品で、どこが評価されているのかを1本ずつまとめた。

この記事で扱う10本

エロス系作品賞のうち、明るく前向きな作品に贈られるのがPINKだ。同じ年に複数の作品が選ばれる回もあり、年が重なる並びがある。受賞名は、FANZAの商品名に記載されているとおりに載せている。

受賞 作品名 ブランド
2013 エロス系作品賞PINK 金賞 倉野くんちのふたご事情 CUBE
2014 エロス系作品賞PINK サキガケ⇒ジェネレーション! クロシェット
2014 エロス系作品賞PINK賞 PRIMAL×HEARTS まーまれぇど
2014 エロス系作品賞PINK アマカノ あざらしそふと
2015 エロス系作品賞PINK 僕と恋するポンコツアクマ。 スミレ
2015 エロス系作品賞PINK PRIMAL×HEARTS2 まーまれぇど
2019 準大賞・エロス系作品賞PINK きまぐれテンプテーション シルキーズプラス WASABI
2020 エロス系作品賞PINK HaremKingdom ―ハーレムキングダム― SMEE
2024 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚 シルキーズプラス WASABI
2025 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK・続編希望賞 ハミダシクリエイティブ Re:Re:call まどそふと

2013年 エロス系作品賞PINK 金賞倉野くんちのふたご事情

倉野くんちのふたご事情
項目内容
受賞萌えゲーアワード2013 エロス系作品賞PINK 金賞
ブランドCUBE
原作発売日2012-11-30
FANZA配信日2013-07-05
ジャンル表記(FANZA) ハーレム/CGがいい/DL版独占販売/恋愛/デモ・体験版あり/乱交/女子校生/同棲/家庭/姉妹/姉/妹/萌えるゲーム/姉・妹
FANZA商品名 倉野くんちのふたご事情【萌えゲーアワード2013 エロス系作品賞PINK 金賞受賞】

2012年の暮れに発売され、翌年のエロス系作品賞PINK金賞を受けたCUBEの家庭ものだ。「家庭」「姉妹」「同棲」の表記どおり、舞台は主人公の家。関わる相手はいずれも主人公の姉か妹にあたり、そこに双子が加わって顔ぶれが賑やかになる。

近い関係を扱いながら、罪の意識や葛藤で話を重くする方向へは進まない。姉たちにからかわれ、妹たちに懐かれながら、のんびりした時間がひたすら続く。深刻な事件で驚かせる作りではなく、家のなかの空気そのものが売りになっている。

支持を集めているのは、まずヒロインたちの可愛らしさと絵の魅力だ。複数の相手と同時に関係を結べる作りもあり、性描写の充実ぶりを挙げる声が重なる。姉妹どうしのじゃれ合いや、主人公をいじって遊ぶやり取りが作品の空気を作っており、そこを名指しで褒める声も多い。腰を据えて構えるのではなく、肩の力を抜いて浸る一本だ。

こんな人に向く:賑やかな家のなかの空気に浸りたい人、重い葛藤を挟まずに甘い時間を楽しみたい人。

シリーズの位置づけ:本作がシリーズの1作目で、のちに『間宮くんちの五つ子事情』と、両方をまとめたパックが出ている。ここから手に取って問題ない。

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2014年 エロス系作品賞PINKサキガケ⇒ジェネレーション!

サキガケ⇒ジェネレーション!
項目内容
受賞萌えゲーアワード2014 エロス系作品賞PINK
ブランドクロシェット
原作発売日2014-05-30
FANZA配信日2018-12-21
ジャンル表記(FANZA) 巨乳/CGがいい/恋愛/デモ・体験版あり/ファンタジー/世界観がいい/初心者おすすめ/妹/演出がいい/部活動
FANZA商品名 サキガケ⇒ジェネレーション!【萌えゲーアワード2014 エロス系作品賞PINK受賞】

クロシェットが2014年に発売した部活ものだ。作中で遊ばれているゲームを中心に仲間が集まり、そこへ「ファンタジー」の表記どおり不思議な力にまつわる出来事が絡んでくる。ただし話の芯にあるのは、集まった面々が一緒に過ごす時間のほうだ。

暗く落ち込む展開や後味の悪い場面を挟まず、明るいまま最後まで走り切る。妹の立場にあるヒロインをはじめ、それぞれの見せ場をきちんと用意し、全員を好きになったところで個別の物語へ入っていく。

評価の柱は、キャラクターどうしの掛け合いと、ヒロイン全員が仲よく見える一体感だ。誰か一人だけが浮くことなく、みんなで騒いでいる場面の楽しさがそのまま作品の印象になっている。丁寧に描かれた立ち絵とCG、そこから続く甘い場面も評価が高い。ブランドの持ち味がまっすぐ出た作品として、安心して選べる一本という声が繰り返し並ぶ。

こんな人に向く:明るいまま最後まで進みたい人、ヒロイン同士の関係まで含めて楽しみたい人。

シリーズの位置づけ:続き物ではないので、この1本だけで完結する。

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2014年 エロス系作品賞PINK賞PRIMAL×HEARTS

PRIMAL×HEARTS
項目内容
受賞萌えゲーアワード2014 エロス系作品賞PINK賞
ブランドまーまれぇど
原作発売日2014-08-29
FANZA配信日2015-08-28
ジャンル表記(FANZA) ハーレム/CGがいい/DL版独占販売/恋愛/デモ・体験版あり/エロに定評/バトル/学園もの/汁/ギャグ・コメディ/初心者おすすめ/萌えるゲーム
FANZA商品名 PRIMAL×HEARTS【萌えゲーアワード2014 エロス系作品賞PINK賞受賞】

まーまれぇどが2014年に送り出した学園ものだ。ひとつの学校にふたつの生徒会が並び立ち、行事も決めごとも投票で片がつく。その両陣営に分かれたヒロインたちと主人公が、日々ぶつかり合いながら距離を縮めていく。

「バトル」と「ギャグ・コメディ」が同居する表記のとおり、対立は殺伐とせず笑いに変わる。込み入った設定を背負い込まず、難しく考えずに進められる作りで、後味の重い展開も待っていない。

評価の中心にあるのはキャラクターと、その掛け合いだ。二つの陣営を対比させる構図が会話の面白さに直結し、テンポを落とさない。塗りの美しさと表情の豊かさを挙げる声が続き、性描写の量とバリエーションも支持されている。主題歌を推す人も重なる。主人公が頼りになる人物として描かれているため、見ていて不安にならないという言葉も並ぶ。ジャンル表記の「初心者おすすめ」どおり、この分野の入り口としても名前が挙がる一本だ。

こんな人に向く:軽快な掛け合いで最後まで進みたい人、性描写まで含めて充実した学園ものを探している人。

シリーズの順番:本作→2015年『PRIMAL×HEARTS2』(本記事で扱っている)。世界と舞台を共有しているので本作から順に。両方をまとめた『プライマルハーツ1+2パック』も用意されている。

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2014年 エロス系作品賞PINKアマカノ

アマカノ
項目内容
受賞萌えゲーアワード2014 エロス系作品賞PINK
ブランドあざらしそふと
原作発売日2014-12-19
FANZA配信日2015-10-09
ジャンル表記(FANZA) 巨乳/CGがいい/DL版独占販売/恋愛/デモ・体験版あり/巫女/世界観がいい/キャラクターがいい/年上/ギャグ・コメディ/初心者おすすめ/ぶっかけ/冬が舞台のゲーム
FANZA商品名 アマカノ【萌えゲーアワード2014 エロス系作品賞PINK受賞】

あざらしそふとが2014年に発売した恋愛ものだ。舞台は雪の積もる冬の町。温泉のある土地の落ち着いた空気のなかで、年上の相手や巫女といった立場の違うヒロインたちと出会い、ゆっくり距離が縮まっていく。

物語で驚かせにくる作品ではない。恋人になるまでの時間より、恋人になってからの時間を厚く用意しているのが特徴で、そこに力の大半が向けられている。ヒロイン側から見た場面も差し挟まれ、相手が何を思っているかが伝わる。

感想が真っ先に挙げるのは、とにかく甘いという一語だ。この10本のなかで、甘さへの評価がもっとも集中しているのが本作である。絵の柔らかさも評価が高く、主人公の描かれ方に引っかかるところがないため、終始穏やかなまま進む。プレイ後には、癒されたという感想がそのまま残る作品だ。

こんな人に向く:甘い時間だけを求めている人、冬の静かな町の空気に浸りたい人。

シリーズの位置づけ:本作がシリーズの起点で、以降『アマカノ 〜Second Season〜』『アマカノ2』『アマカノ3』と長く続いている。ここから始められる。姉妹記事「純愛エロゲ10本」では、後年の『アマカノ2』『アマカノ2+』『アマカノ3』を扱っている。

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2015年 エロス系作品賞PINK僕と恋するポンコツアクマ。

僕と恋するポンコツアクマ。
項目内容
受賞萌えゲーアワード2015 エロス系作品賞PINK
ブランドスミレ
原作発売日2015-09-25
FANZA配信日2016-05-27
ジャンル表記(FANZA) 巨乳/ハーレム/CGがいい/DL版独占販売/フェラチオ/デモ・体験版あり/アニメーション/エロに定評/淫乱/悪魔っ娘/キャラクターがいい/同棲/天使っ娘/CLEARRAVE
FANZA商品名 僕と恋するポンコツアクマ。【萌えゲーアワード2015 エロス系作品賞PINK 受賞】

スミレが2015年に発売したコメディだ。悪魔や天使の少女たちが主人公のもとへ転がり込み、そのまま同居生活が始まる。「悪魔っ娘」「天使っ娘」「同棲」という表記が、そのまま話の枠組みになっている。

芯にあるのは日常のばか騒ぎで、そこから流れるように甘い場面へなだれ込む。ヒロインだけでなく、人ではないサブキャラクターたちが場を引っかき回し、笑わせる役目を担う。重い展開を挟まず、明るいテンションのまま最後まで進む。

この10本のなかでも、性描写そのものへの評価がとくに集まっている一本だ。描き込まれたCGに加え、一部の場面では絵が動き、声の演技まで含めて丁寧に作り込まれている。同時に、日常の場面で笑わせる腕も強く支持されている。可愛さ、笑い、そして性描写の三つがどれも欠けていないことが、この作品の評価をまとめている。

こんな人に向く:笑いと性描写の両方を求める人、明るいノリのまま最後まで進みたい人。

シリーズの位置づけ:本作が最初で、のちに追加の『すっごいえっち!』と、それをまとめたセットが出ている。まずは本作から。

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2015年 エロス系作品賞PINKPRIMAL×HEARTS2

PRIMAL×HEARTS2
項目内容
受賞萌えゲーアワード2015 エロス系作品賞PINK
ブランドまーまれぇど
原作発売日2015-10-30
FANZA配信日2016-05-19
ジャンル表記(FANZA) ハーレム/CGがいい/DL版独占販売/恋愛/デモ・体験版あり/エロに定評/世界観がいい/キャラクターがいい/学園もの/ギャグ・コメディ/萌えるゲーム
FANZA商品名 PRIMAL×HEARTS2【萌えゲーアワード2015 エロス系作品賞PINK 受賞】

前年の受賞作『PRIMAL×HEARTS』と同じ学園を舞台にした続編で、2年続けてのエロス系作品賞PINK受賞となった。主人公もヒロインも入れ替わり、二つの生徒会の顔ぶれが新しくなっている。前作の面々が姿を見せる場面もある。

同じ枠組みを使いながら、扱うテーマは前作から入れ替えられている。舞台は据え置いたまま中身を差し替えた形で、そこに新鮮さを見いだす声が多い。

感想も前作と並べて語られることが多い。ヒロインの可愛らしさと性描写の充実はそのまま引き継がれ、掛け合いのテンポで最後まで運ぶ。細かいことを気にせず楽しめる作りも変わらず、前作を終えた足でそのまま続けてよかったという声が並ぶ。

こんな人に向く:前作を楽しんだ人、同じ空気のままもう一度浸りたい人。

シリーズの順番:2014年『PRIMAL×HEARTS』(本記事で扱っている)→本作。舞台と設定を共有しているため前作から順に。両方をまとめた『プライマルハーツ1+2パック』もある。

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2019年 準大賞・エロス系作品賞PINKきまぐれテンプテーション

きまぐれテンプテーション
項目内容
受賞萌えゲーアワード2019 準大賞・エロス系作品賞PINK
ブランドシルキーズプラス WASABI
原作発売日2019-09-27
FANZA配信日2019-09-27
ジャンル表記(FANZA) 巨乳/CGがいい/Windows11対応作品/DL版独占販売/サイコ・スリラー/恐怖・ホラー・伝奇物/デモ・体験版あり/悪魔っ娘/ファンタジー/人外/世界観がいい/シナリオがいい/ラブコメ/Windows10対応作品/シルキーズプラスブランド作品
FANZA商品名 【きまテン】きまぐれテンプテーション【萌えゲーアワード2019 準大賞・エロス系作品賞PINK 受賞】

シルキーズプラス WASABIが2019年に発売した一本で、その年の準大賞も同時に受けている。舞台はいわくつきのマンション。主人公はそこで起きた出来事を調べていくことになり、悪魔の少女がただ一人のヒロインとして相棒を務める。

可愛らしい絵から想像するより、話ははるかに不穏だ。「サイコ・スリラー」「恐怖・ホラー・伝奇物」の表記が示すとおり、事件の中身は薄暗い。事件を追う探索と選択肢が用意され、選び方によって行き着く先が変わる。

それでいて、主人公と相棒のやり取りは終始軽やかだ。怖さと笑いと甘さが同じ画面の上に並び、どれも互いの邪魔をしていない。会話のテンポがよく、話をたたむ手つきまで含めて評価が高い。ヒロインが一人に絞られているぶん、描写がその一人に集中し、彼女に惹かれるかどうかがそのまま作品の印象を決める。この10本のなかでは、物語の側で語られることがもっとも多い一本だ。

こんな人に向く:ホラーやミステリーの手触りも欲しい人、一人のヒロインを深く描く作品を求めている人。

シリーズの順番:本作がシリーズの1作目で、続編が2024年『きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚』(本記事で扱っている)。全年齢版も別に出ている。ここから始められる。

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2020年 エロス系作品賞PINKHaremKingdom ―ハーレムキングダム―

HaremKingdom ―ハーレムキングダム―
項目内容
受賞萌えゲーアワード2020 エロス系作品賞PINK
ブランドSMEE
原作発売日2020-02-28
FANZA配信日2020-04-17
ジャンル表記(FANZA) ハーレム/Windows11対応作品/DL版独占販売/幼なじみ/デモ・体験版あり/乱交/ファンタジー/世界観がいい/ブラウザ対応/キャラクターがいい/同棲/ラブコメ/ギャグ・コメディ/Windows10対応作品
FANZA商品名 HaremKingdom ―ハーレムキングダム―【萌えゲーアワード2020 エロス系作品賞PINK 受賞】

SMEEが2020年に発売したコメディだ。主人公が異世界へ渡り、そこで出会った少女たちとの暮らしが始まる。変わっているのは分岐の作り方で、どの道を選んでも一人に絞られることがなく、複数のヒロインと同時に結ばれる形で話が進む。

支持の柱は二つある。ひとつは、そのハーレムを最後まで徹底したこと。誰かを選んで誰かを諦める場面が置かれず、全員が幸せなまま終わる。同じ趣向の作品自体が少ないこともあって、これを目当てに選ぶ人が多い。

もうひとつは笑いだ。冒頭から終わりまで勢いを緩めず、ヒロインだけでなく脇の人物まで濃く描かれ、掛け合いだけで押し切る。異世界という舞台が、その賑やかさとよく噛み合っている。作り込まれた世界の設定を評価する声も重なり、笑いながら最後まで気持ちよく進める一本になっている。

こんな人に向く:全員を選べるハーレムものを探している人、勢いのあるギャグで笑いたい人。

シリーズの位置づけ:本作が本編にあたる。のちに続きを描いた『HaremじゃないよKingdom』が2本出ており、まとめたセット版やリマスター版も用意されている。まずは本作から。

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2024年 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINKきまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚

きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚
項目内容
受賞萌えゲーアワード2024 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK
ブランドシルキーズプラス WASABI
原作発売日2024-11-29
FANZA配信日2024-11-29
ジャンル表記(FANZA) 巨乳/Windows11対応作品/DL版独占販売/デモ・体験版あり/悪魔っ娘/ファンタジー/人外/ラブコメ/Windows10対応作品/シルキーズプラスブランド作品
FANZA商品名 【きまテン】きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚【萌えゲーアワード2024 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK 受賞】

2019年の受賞作『きまぐれテンプテーション』の続編で、ユーザー支持賞も併せて受けている。前作から時が進み、すでに気心の知れた二人が、新しい怪異へ向かっていく。

感想の多くは前作と並べて語られる。二人のやり取りはいっそう息が合い、関係が深まったこと自体が見どころになっている。会話のテンポと探索の面白さは引き継がれ、絵の美しさを挙げる人も重なる。

本作は続編として作られており、前作の登場人物と、そこで築かれた関係を前提に進む。先に2019年の『きまぐれテンプテーション』をプレイしてから手に取りたい。前作を楽しんだ人が、その先の二人に会いに行くための一本だ。

こんな人に向く:前作『きまぐれテンプテーション』をプレイし終えていて、その後の二人を見たい人。

シリーズの順番:2019年『きまぐれテンプテーション』(本記事で扱っている)→本作。前作から順に。

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2025年 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK・続編希望賞ハミダシクリエイティブ Re:Re:call

ハミダシクリエイティブ Re:Re:call
項目内容
受賞萌えゲーアワード2025 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK・続編希望賞
ブランドまどそふと
原作発売日2025-04-25
FANZA配信日2025-04-25
ジャンル表記(FANZA) Windows11対応作品/恋愛/ブラウザ対応/学園もの/ラブコメ/Windows10対応作品/お嬢様・令嬢/萌えるゲーム
FANZA商品名 ハミダシクリエイティブ Re:Re:call【萌えゲーアワード2025 ユーザー支持賞・エロス系作品賞PINK・続編希望賞 受賞】

まどそふとの『ハミダシクリエイティブ』シリーズから、エロス系作品賞PINKに加えてユーザー支持賞と続編希望賞まで受けた一本だ。本編では悪役の立ち位置にいたお嬢様を主役に据え、その一人に絞って描いている。

評価の中心は、この人物の描き直し方にある。とげのある態度の裏にあった不器用さや、本編では見えなかった一面がひとつずつ明かされ、抱いていた印象が終わるころには入れ替わっている。生徒会の面々や親友にも出番がきちんと用意され、軽やかなやり取りの楽しさは本編から変わらない。

本作は本編を踏まえたファンディスクにあたる。シリーズを追ってきた人ほど満足度が高く、本編で残っていた部分を埋める作りになっている。先に『ハミダシクリエイティブ』『ハミダシクリエイティブ凸』をプレイしてから進みたい。

こんな人に向く:『ハミダシクリエイティブ』を楽しんだ人、本編で気になっていた人物の側から物語を見たい人。

シリーズの順番:『ハミダシクリエイティブ』→『ハミダシクリエイティブ凸』→本作。両方をまとめたセット版も出ている。

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どれからプレイするか

この分野で最初の1本を選ぶなら

2014年『PRIMAL×HEARTS』『アマカノ』『サキガケ⇒ジェネレーション!』。この3本はジャンル表記に「初心者おすすめ」があり、話の入り口も分かりやすい。とくに難しい設定を抱えていないのは『アマカノ』だ。

とにかく甘い時間を求めるなら

2014年『アマカノ』と2013年『倉野くんちのふたご事情』。前者は恋人になったあとの時間を厚く用意し、後者は家のなかののんびりした空気で満たす。

笑いたいなら

2020年『HaremKingdom』、2015年『僕と恋するポンコツアクマ。』、2014年『PRIMAL×HEARTS』。1本目は終わりまで勢いを落とさずに押し切り、2本目は賑やかなサブキャラクターが場を回し、3本目は二つの陣営の対比が笑いを生む。

性描写そのものを重視するなら

2015年『僕と恋するポンコツアクマ。』。CG、動き、声のどれも作り込まれており、その一点への評価がもっとも厚い。次いで『PRIMAL×HEARTS』『PRIMAL×HEARTS2』『倉野くんちのふたご事情』。

ハーレムを求めるなら

2020年『HaremKingdom』。どのルートでも一人に絞られず、全員と結ばれる形で進む。2013年『倉野くんちのふたご事情』も、同じ家に暮らす姉妹たちが揃って相手になる。

一人のヒロインをじっくり描く作品なら

2019年『きまぐれテンプテーション』と2024年『きまぐれテンプテーション2』。どちらも登場するヒロインは一人で、そのぶん描写が濃い。2025年『ハミダシクリエイティブ Re:Re:call』も一人に絞った作りだ。

物語や怖さの手触りも欲しいなら

2019年『きまぐれテンプテーション』。10本のなかでホラーとミステリーの色がもっとも濃く、探索や選択肢まで用意されている。続編の2024年『きまぐれテンプテーション2』も同じ手触りを引き継いでいる。

プレイする順番があるもの

2015年『PRIMAL×HEARTS2』は2014年『PRIMAL×HEARTS』の続編、2024年『きまぐれテンプテーション2』は2019年『きまぐれテンプテーション』の続編、2025年『ハミダシクリエイティブ Re:Re:call』は『ハミダシクリエイティブ』本編のファンディスクにあたる。この3本は前の作品から順に進めたい。ほかの7本はいずれもシリーズの1作目か単独作なので、そのまま手に取れる。

体験版を試すなら

10本のうち9本に体験版がある。用意されていないのは2025年『ハミダシクリエイティブ Re:Re:call』だけで、これは本編を終えた人へ向けた作品なので、先に本編を試すことになる。

PINKで選ばれた10本を並べて見えるもの

エロスを名前に掲げた賞でありながら、この10本に集まる声はそこだけに留まらない。真っ先に語られるのが掛け合いの面白さである作品があり、笑いで覚えられている作品があり、甘さそのものが看板になっている作品もある。性描写がまっすぐ評価の中心に来るのは『僕と恋するポンコツアクマ。』のような一部で、多くはその手前にある空気で名前が残っている。

共通しているのは、後味の重さを持ち込まない姿勢だ。『サキガケ⇒ジェネレーション!』は暗い場面を挟まず走り切り、『HaremKingdom』は誰も選ばれずに終わらない形を作り、『PRIMAL×HEARTS』は対立を笑いへ変えてしまう。『きまぐれテンプテーション』は事件そのものこそ薄暗いが、主人公と相棒の並びは最後まで明るい。プレイする側を落ち込ませないという一点で、10本の方向はきれいにそろっている。

もうひとつ目につくのは、関係の作り方の幅だ。同じ家に暮らす姉妹、二つに割れた生徒会、雪の町で出会う年上の相手、異世界で同時に結ばれる全員、怪異を追う相棒。距離の詰め方がそれぞれ違い、そこが作品ごとの手触りの違いになっている。明るいというひとことでくくられがちな部門だが、中身はかなり幅広い。

総合力の頂点から選ぶなら姉妹記事の「名作エロゲ11本」、物語で選ぶなら「シナリオが強いエロゲ18本」、恋愛の描き方で選ぶなら「純愛エロゲ10本」、キャラクターから選ぶなら「絵が良いエロゲ8本」がある。明るさと性描写の両方を求めるなら、この記事を入り口にしてほしい。