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絵が良いエロゲ8本|萌えゲーアワード キャラデザ賞

萌えゲーアワードのキャラクターデザイン賞に選ばれ、現在もFANZAで配信されている8作品を年代順にたどる。

順位を決める記事ではない。キャラクターという一点で賞を受けた作品が、どんな話で、実際にはどこを評価されているのかを中心にまとめた。

この記事で扱う8本

賞の呼び名は開催年によって異なる。2013年は金賞、2014年以降は「キャラクターデザイン賞」の名称で贈られている。同じ年に大賞も受けた作品は、姉妹記事にあたる歴代大賞の記事で扱っているため、ここでは省いた。

受賞 作品名 ブランド
2013 キャラクターデザイン賞金賞 Magical Charming! Lump of Sugar
2013 キャラクターデザイン賞金賞 LOVELY×CATION2 hibiki works/あかべぇそふとつぅ
2014 キャラクターデザイン賞 キミのとなりで恋してる! ALcot ハニカム
2015 キャラクターデザイン賞 サノバウィッチ ゆずソフト
2016 キャラクターデザイン賞 ノラと皇女と野良猫ハート −Nora,Princess,and Stray Cat.− HARUKAZE
2017 キャラクターデザイン賞 水葬銀貨のイストリア ウグイスカグラ
2017 キャラクターデザイン賞 真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王 BaseSon
2019 キャラクターデザイン賞 金色ラブリッチェ-Golden Time- SAGA PLANETS

2013年 キャラクターデザイン賞金賞Magical Charming!

Magical Charming!
項目内容
受賞萌えゲーアワード2013 キャラクターデザイン賞金賞
ブランドLump of Sugar
FANZA配信日2015-03-13
ジャンル表記(FANZA) CGがいい/DL版独占販売/シナリオがいい/デモ・体験版あり/ハーレム/ファンタジー/妹/学園もの/恋愛/萌えるゲーム/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品/魔法少女
FANZA商品名 Magical Charming!【萌えゲーアワード2013 キャラクターデザイン賞金賞受賞】

2013年のキャラクターデザイン賞金賞を受けた、Lump of Sugarのファンタジーだ。魔法が当たり前にあるものとして扱われる学園を舞台に、主人公とヒロインたちの日々を描く。「魔法少女」「学園もの」の表記が並ぶとおり、下地は明るい学園の恋愛ものだ。

ただし、テキストを追うだけの作品ではない。作中で集めるカードがゲームの仕掛けとして働いており、距離を縮めていく段階と、結ばれたあとの甘い時間が別々に用意されている。集めて周回する手ごたえがあり、進め方を工夫する楽しさもある。

キャラクターで選ばれた賞の受賞作だが、支持はヒロインの可愛らしさだけに留まらない。カードの仕掛けが物語の側とがっちり噛み合っている点を評価する声が繰り返し挙がり、各ヒロインの物語を終えたあとに開くルートで、それまで置かれていた要素が一気につながる組み立ても強く支持されている。小ネタと笑いを挟みながら真面目な場面まで振り幅があり、テキストのテンポや音楽を挙げる人もいる。絵柄の一点で押す作品ではなく、キャラクター・物語・ゲーム部分がそろって評価されている一本だ。

体験版が本編と地続きになっているため、先に体験版へ触れてから始めることを勧める声も並ぶ。

こんな人に向く:魔法のある学園ファンタジーに惹かれる人、物語だけでなくゲームとしての手ごたえも求める人。

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2013年 キャラクターデザイン賞金賞LOVELY×CATION2

LOVELY×CATION2
項目内容
受賞萌えゲーアワード2013 キャラクターデザイン賞 金賞
ブランドhibiki works/あかべぇそふとつぅ
FANZA配信日2014-05-23
ジャンル表記(FANZA) CGがいい/DL版独占販売/Windows10対応作品/Windows11対応作品/お嬢様・令嬢/エロに定評/デモ・体験版あり/女子校生/女教師/学園もの/恋愛/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品
FANZA商品名 LOVELY×CATION2【萌えゲーアワード2013 キャラクターデザイン賞 金賞受賞】

hibiki worksが手がけ、あかべぇそふとつぅから送り出された恋愛ものだ。商品名の「2」が示すとおり、シリーズの2作目にあたる。

描かれるのは、気になる相手と出会い、距離を詰め、デートへ誘い、結ばれてから甘い日々を送る——という一連の流れだ。日々の行動を選んで主人公を鍛える仕掛けがあり、シミュレーションに近い手触りで進む。4人のヒロインは立場がそれぞれ違い、「女子校生」「女教師」「お嬢様・令嬢」というジャンル表記が、そのまま顔ぶれの幅になっている。

評価の中心はヒロインたちで、そこに絵の魅力を挙げる声が続く。この8本のなかでは、キャラクターと絵柄がまっすぐ結びついた形で語られる、賞の名前にもっとも近い一本だ。ヒロインが主人公をどう呼ぶかをこちらで決められ、デートでも回想の場面でもその呼び方で声がつく仕掛けは、繰り返し話題に上がる。ジャンル表記の「エロに定評」どおり、甘い場面の作り込みを挙げる感想も重なる。前作から手を入れて磨き直された点を評価する声が並び、追加要素まで含めて長く遊べたという人もいる。

こんな人に向く:ヒロインの造形と絵柄で作品を選びたい人、恋人になってからの甘い時間をたっぷり味わいたい人。

シリーズの順番:『LOVELY×CATION』→本作。感想もシリーズを踏まえて語られており、1作目から順に手に取りたい。

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2014年 キャラクターデザイン賞キミのとなりで恋してる!

キミのとなりで恋してる!
項目内容
受賞萌えゲーアワード2014 キャラクターデザイン賞
ブランドALcot ハニカム
FANZA配信日2015-11-20
ジャンル表記(FANZA) CGがいい/DL版独占販売/キャラクターがいい/シナリオがいい/デモ・体験版あり/ラブコメ/同棲/姉・妹/学園もの/幼なじみ/恋愛/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品/部活動
FANZA商品名 キミのとなりで恋してる!【萌えゲーアワード2014 キャラクターデザイン賞 受賞】

2014年のキャラクターデザイン賞を受けた、ALcot ハニカムのラブコメだ。攻略の対象は3人。幼なじみをはじめ、主人公との関係がそれぞれ違う相手と、同じ屋根の下で暮らす状況から距離が縮まっていく。

派手な事件で驚かせる作品ではない。三者三様の、どこにでもある恋愛を、付き合う手前の距離感から、その先の変化まで丁寧に描くところに力が置かれている。ギャグとシリアスの配合が穏やかで、進めるほどに登場人物を好きになっていく作りだ。

ヒロインたちが評価の中心にあり、それを支えているのが文章の力だ。軽やかな筆致で笑わせながら関係を進め、心情の描写を厚く置く。とりわけ幼なじみのヒロインを推す声が集まり、攻略の対象ではない妹や親友の描かれ方まで褒められている。本編とは別に用意されたサイドストーリーを本編以上に推す感想も並ぶ。そして最後にタイトルの意味が立ち上がる締め方が、プレイ後の余韻として語られる。長すぎない分量で最後まで気持ちよく進む、賞の名前どおりの一本だ。

こんな人に向く:近い距離の恋愛をじっくり味わいたい人、派手な展開よりも心情の描写を求める人。

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2015年 キャラクターデザイン賞サノバウィッチ

サノバウィッチ
項目内容
受賞萌えゲーアワード2015 キャラクターデザイン賞
ブランドゆずソフト
FANZA配信日2015-05-22
ジャンル表記(FANZA) CGがいい/DL版独占販売/Windows11対応作品/オナニー/デモ・体験版あり/初心者おすすめ/制服/学園もの/巨乳/恋愛/演出がいい/萌えるゲーム/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品/魔法少女
FANZA商品名 サノバウィッチ【萌えゲーアワード2015 キャラクターデザイン賞 受賞】

ゆずソフトが2015年に発売した学園ものだ。魔女の力と、それを使うことへの代償という枠組みが置かれ、人に言えない事情を抱えた生徒たちが、その力とどう折り合いをつけていくかを描く。

「魔法少女」の表記があるとおり日常のすぐ隣に不思議な要素があるが、話の中身は学園の青春に近い。甘い場面とシリアスな展開の配分が穏やかで、ジャンル表記の「初心者おすすめ」どおり、この分野の入り口として名前が挙がる一本だ。

ヒロインの魅力と物語が同じ重さで支持されている。掛け合いで笑わせながら距離を縮め、ヒロインが抱えているものへ踏み込む場面では音楽が感情を押し上げ、涙まで運ぶ。魔女や代償という枠組みが飾りで終わらず、人物の心の動きや成長を映すために使われている点も評価されている。キャラクターに惹かれて手に取った人が物語のほうで驚かされ、そのままブランドの代表作として名前を挙げる——そういう声が繰り返し重なる作品だ。

こんな人に向く:この分野で最初の1本を選びたい人、好きなヒロインを見つけてから物語に落ちたい人。

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2016年 キャラクターデザイン賞ノラと皇女と野良猫ハート −Nora,Princess,and Stray Cat.−

ノラと皇女と野良猫ハート −Nora,Princess,and Stray Cat.−
項目内容
受賞萌えゲーアワード2016 キャラクターデザイン賞
ブランドHARUKAZE
FANZA配信日2016-03-11
ジャンル表記(FANZA) CGがいい/DL版独占販売/Windows10対応作品/アニメ化/キャラクターがいい/ギャグ・コメディ/シナリオがいい/デモ・体験版あり/ファンタジー/ブラウザ対応/ラブコメ/世界観がいい/女子校生/学園もの/巨乳/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品
FANZA商品名 【のらとと】ノラと皇女と野良猫ハート −Nora,Princess,and Stray Cat.−【萌えゲーアワード2016 キャラクターデザイン賞 受賞】

HARUKAZEが2016年に発売したラブコメだ。「ギャグ・コメディ」と「ファンタジー」の表記が同居し、アニメ化もされている。

土台にあるのは、登場人物たちが遠慮なくしゃべり倒す会話劇だ。地の文を切り詰めた独特の語り口と、合間に挟まる語りが場面をどんどん回していく。一般的なノベルの進み方とは作りが違い、テンポで押していく。

キャラクターデザイン賞の受賞作だが、真っ先に語られるのは笑いだ。会話の密度とギャグの手数が多く、それを支えるテキストの勢いを挙げる声が続く。一方で個別の物語に入るとヒロインが抱える事情に踏み込み、笑いで包んでいた重さが顔を出す。その落差に心を動かされたという感想が重なり、周りの人物までがそのヒロインのために動く一体感や、そこにいていいと思わせてくれる温かさを挙げる人もいる。キャラクターの立ち方と、キャラクター同士の関わらせ方が、そのまま笑いの強さに変わっている作品だ。

語り口には強い個性があるため、体験版で肌に合うか確かめてから始めるのを勧める声も並ぶ。

こんな人に向く:勢いのある会話劇で笑いたい人、笑いの奥にある温かさまで味わいたい人。

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2017年 キャラクターデザイン賞水葬銀貨のイストリア

水葬銀貨のイストリア
項目内容
受賞萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞
ブランドウグイスカグラ
FANZA配信日2019-03-08
ジャンル表記(FANZA) DL版独占販売/Windows10対応作品/キャラクターがいい/シナリオがいい/ダーク系/デモ・体験版あり/ファンタジー/世界観がいい/妹/姉・妹/学園もの/恋愛/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品
FANZA商品名 水葬銀貨のイストリア【萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞 受賞】

2017年のキャラクターデザイン賞を受けた、ウグイスカグラのファンタジーだ。「ダーク系」の表記どおり、明るい学園ものとは手触りがまるで違う。

物語の軸にあるのは、次々と連鎖していく悲劇と、そのたびに迫られる選択である。一人を救う判断が別の誰かの行く先を暗くする作りで、賭け事の要素も絡んでくる。決めるのはあくまでこちら側で、その重さが最後まで付いて回る。

キャラクターで選ばれた賞の受賞作でありながら、語られているのはまず物語だ。先を追わずにいられない展開の運び方と、人物の内面や心の陰りを描く筆致に支持が集まる。主人公の描かれ方を挙げる声が重なり、序盤に散らばっていた要素を終盤で回収する手際を評価する人もいる。涙に触れる感想も並ぶ。人物の造形に惹かれて手に取り、物語のほうで長く記憶に残る一本だ。

こんな人に向く:暗く重い物語を求める人、選択の重さごと引き受けたい人。

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2017年 キャラクターデザイン賞真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王

真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王
項目内容
受賞萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞
ブランドBaseSon
FANZA配信日2017-12-15
ジャンル表記(FANZA) DL版独占販売/Windows10対応作品/アクション/キャラクターがいい/シナリオがいい/デモ・体験版あり/ハーレム/バトル/ファンタジー/フェラチオ/世界観がいい/巨乳/時代モノ/萌えるゲーム/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品
FANZA商品名 真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王【萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞 受賞】

BaseSonが2017年に発売した、『真・恋姫†夢想-革命-』の1作目だ。三国志を下敷きに、武将たちを女性キャラクターとして描くシリーズで、本作が扱うのは魏を中心とした物語である。

旧作の物語を土台にしながら、新しいキャラクターと追加のエピソードを本編に組み込んだ作りになっている。分量は大きく、登場する人物の数も多い。

挙がっているのは、まずヒロインたちだ。新しく加わったキャラクターも物語の中心に食い込み、世界に厚みを足している。三国志という取っつきにくい題材を、難しくならない形にまとめている点を評価する声もある。終盤の盛り上がりに触れる人もいて、シリーズを未経験のままここから入って楽しめたという感想も並ぶ。この作品をきっかけに三国志そのものへ興味が向いたという声まである。

こんな人に向く:大勢のヒロインが動く大作を求める人、三国志の世界に興味がある人。

シリーズの順番:本作→『真・恋姫†夢想-革命- 孫呉の血脈』(萌えゲーアワード2018 準大賞受賞)→『真・恋姫†夢想-革命- 劉旗の大望』(萌えゲーアワード2019 シリーズ賞受賞)。本作が『-革命-』3部作の1作目なので、ここから始められる。なお、姉妹記事の歴代大賞では、同じ『真・恋姫』の名を持つ2009年の作品を扱っている。

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2019年 キャラクターデザイン賞金色ラブリッチェ-Golden Time-

金色ラブリッチェ-Golden Time-
項目内容
受賞萌えゲーアワード2019 キャラクターデザイン賞
ブランドSAGA PLANETS
FANZA配信日2019-03-29
ジャンル表記(FANZA) CGがいい/Windows11対応作品/お姫様/アナル/ギャグ・コメディ/シナリオがいい/デモ・体験版あり/ブラウザ対応/世界観がいい/制服/学園もの/恋愛/泣きゲー/演出がいい/萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品
FANZA商品名 金色ラブリッチェ-Golden Time-【萌えゲーアワード2019 キャラクターデザイン賞 受賞】

SAGA PLANETSが2019年に発売した学園ものだ。姉妹記事のシナリオ賞で扱った2017年『金色ラブリッチェ』に続く作品で、本編を終えた人へ向けたファンディスクにあたる。

収められているのは、本編のヒロインたちのその後、本編では攻略できなかった人物のルート、そして本編とは別の可能性を描く物語だ。本編で見たかったものに応える構成になっており、そこが評価の土台にある。

キャラクターデザイン賞の受賞作だが、先に立つのは涙だ。パロディの効いた掛け合いで笑わせておいてから感情を落とし、最後に置かれたルートで大きく揺さぶる。そこを本作の核として挙げる声が繰り返し重なる。新しく加わったヒロインの評価も高く、絵や演出に触れる人もいる。本編で積み上がったキャラクターとの時間があるからこそ、笑いも涙も深いところへ届く作りだ。

こんな人に向く:『金色ラブリッチェ』をプレイし終えていて、その先を求めている人。笑って泣ける学園ものを探している人。

シリーズの順番:2017年『金色ラブリッチェ』→本作。本作は本編のファンディスクなので、前作から順に進めたい。前作は姉妹記事「シナリオが強いエロゲ18本」でも扱っている。

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どれからプレイするか

この分野で最初の1本を選ぶなら

2015年『サノバウィッチ』。ジャンル表記に「初心者おすすめ」があり、キャラクター・物語・音楽・演出のどれかに偏らず評価されている。もう少し軽く、短めの分量から入りたいなら2014年『キミのとなりで恋してる!』も選びやすい。

キャラクターの造形と絵柄で選ぶなら

2013年『LOVELY×CATION2』。8本のなかで、ヒロインの魅力と絵柄がもっとも近い距離で語られている。呼び方をこちらで決められる仕掛けもあり、ヒロインとの距離の詰め方そのものが売りになっている。

笑いたいなら

2016年『ノラと皇女と野良猫ハート』、2019年『金色ラブリッチェ-Golden Time-』、2014年『キミのとなりで恋してる!』。1本目は会話劇の勢いで最後まで走り、2本目はパロディの効いた掛け合いのあとに落差が待ち、3本目は穏やかな日常の面白さで進む。

泣きたいなら

2019年『金色ラブリッチェ-Golden Time-』と2015年『サノバウィッチ』。どちらも明るい日常からヒロインの抱えるものへ踏み込み、音楽と演出で感情を引き上げる。

重く暗い物語を求めるなら

2017年『水葬銀貨のイストリア』。悲劇が連鎖し、選択のたびに誰かの運命が動く。8本のなかでは、はっきり毛色が違う一本だ。

物語で選ぶなら

2013年『Magical Charming!』と2017年『水葬銀貨のイストリア』。この2本はキャラクターデザイン賞の受賞作でありながら、真っ先に語られるのが物語のほうだ。前者は仕掛けと伏線の組み立て、後者は選択の重さと人物の内面が持ち味になっている。

物語を追うだけでなく、ゲームとしての手ごたえも欲しいなら

2013年『Magical Charming!』と2013年『LOVELY×CATION2』。前者はカードを集めて周回する遊び、後者は日々の行動を選んで主人公を鍛える仕掛けが用意されている。

大勢のヒロインを一度に味わいたいなら

2017年『真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王』。武将たちを描く3部作の1作目で、人物の数と分量そのものが魅力になっている。ここから始められて、続きが2本控えているのも強みだ。

プレイする順番があるもの

2013年『LOVELY×CATION2』は『LOVELY×CATION』の2作目、2019年『金色ラブリッチェ-Golden Time-』は2017年『金色ラブリッチェ』のファンディスクにあたる。この2本は前の作品から順に進めたい。前作へのリンクは、それぞれの紹介欄に載せている。2017年『真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王』はシリーズものだが1作目なので、本作から手に取って問題ない。

体験版を試すなら

この8本にはすべて体験版がある。とくに『Magical Charming!』は体験版が本編と地続きになっており、『ノラと皇女と野良猫ハート』は語り口の相性がはっきり出る。この2本は先に試してから決めるといい。

キャラクターで選ばれた8本を並べて見えるもの

この8本に集まる声は、絵柄の話だけで終わらない。真っ先に笑いが語られる作品があり、物語の重さで覚えられている作品があり、涙で記憶されている作品もある。ヒロインの魅力と絵柄がまっすぐ並ぶのは『LOVELY×CATION2』のような一部で、多くはキャラクターが動いた先の何かで名前が残っている。

それでも共通するものはある。どの作品も、キャラクターが立っていることが出発点になっている点だ。『ノラと皇女と野良猫ハート』の笑いはキャラクター同士の関わらせ方から生まれるし、『金色ラブリッチェ-Golden Time-』の涙は本編で積み上がった時間があってこそ届く。『水葬銀貨のイストリア』の選択が重いのは、その選択で運命が動く相手が造形されているからだ。キャラクターは絵柄の好みで終わる話ではなく、その作品が何を届けられるかの土台になっている。

もう一つ、この8本には仕掛けで人物との距離を作る作品が並ぶ。カードを集めて物語を開く『Magical Charming!』、ヒロインからの呼び方をこちらで決める『LOVELY×CATION2』、誰かを選ぶことが別の誰かに跳ね返る『水葬銀貨のイストリア』。ゲームだからできる形でキャラクターとの関係を作っている点は、この分野ならではの強みだ。

大賞は絵も音楽も物語も含めた総合力の頂点、シナリオ賞は物語という一点。キャラクターデザイン賞の受賞作を並べたこの記事は、笑いにも涙にも物語にも通じる入り口になる。総合の頂点から選ぶなら姉妹記事の「名作エロゲ11本」を、物語で選ぶなら「シナリオが強いエロゲ18本」を、キャラクターから選ぶならこの記事を入り口にしてほしい。